Category: 近作・お勧め  1/2

[ NEW ! ] 夏の宵、君と共に在ろう

Click or Tap!

夏の宵、君と共に在ろう[リリカルライフのススメ][1]五月の初旬から中旬にかけて。急に蒸し暑い日が増えてきた。我が家にはクーラーがない。宵の口の少し前、窓を開け放ち、少し気の早い蚊取り線香を焚く。白い下着のシャツと、白ブリーフ。まだ二十歳のぼくには似つかわしくないだろうか。ただ自分では、特に気にしたこともない。夕陽がレースのカーテン越しに眩い。なぜレースにしたのかはわからない。たぶん、安かったのだろう...

  • 0
  • 0

[ NEW ! ] 共に生きる、その意味をーー [第二版]

Click or Tap!

[0] 作品に寄せて黒川紀章の新・共生の思想、あの本をお読み頂ければ、理解がより深まる上に日々の思考の手助けともなるとは思うのですが、どうも入手は比較的困難な感じがしますので、少し残念な気がします。名著でした。この作品は世界屈指の大建築家だった黒川紀章への、僕なりのオマージュのようなものです。子供の頃に多大な影響を受けた自分としては、いつか書きたかった題材なのです。ですが書いた本人としましては、気楽に...

  • 0
  • 0

[ NEW ! ] EVERYDAY, needs somebody’s love

Click or Tap!

[1] Introduction車は、速度を徐々に上げてゆく。首都高速、視界の先には浮世離れしたタワーマンション群と海が広がる。四人乗りのオープンカー、頭上は星空の海。幸せだった。この時までは。だが、運命は時に意地悪をする。橋の上、突風が車を煽った。混乱の中、ドライバーである一家の長は、ハンドル操作を誤る。一瞬の出来事だった。後部座席にいた双子の兄弟二人は無事だった。だが、運転席と助手席に座っていた両親は、助から...

  • 0
  • 0

[ NEW ! ] 夕焼け色の子供達

Click or Tap!

夕焼け色の子供達[リリカルライフのススメ]仁太は駆け出していた。時につまづきそうになりながらも、学校への道のりを急いでいた。時刻は8:00をとうに過ぎている。もたもたしていると遅刻するのだ。「おーい、仁太ー!」「仁太くーん、おはよーう!」後ろから声が聞こえる。広太と晴美だ。三人は近所に住む同級生で、幼馴染み。この春で小学五年生になる。背丈は三人共同じくらいだが、晴美がスレンダーなのに対して仁太は結構ぽっ...

  • 0
  • 0