Category: 三つ子とオウム  1/1

三つ子とオウム [前編]

Click or Tap!

空が傾いていた。澄み渡った茜色の空が美しいのだが、それをぶち壊すように子供達がいつにも増して騒がしい。子供達は、三つ子だった。珍しいのである。三人共、現在十歳。「うるさーい!すぐに静かにしないと、晩飯抜きー!」あまりにうるさいので、年の離れた姉の叫び声が聞こえた。まぁ、いつもの光景ではある。三人を養う為にキャバクラにお勤めのお姉さん、とても美人な上に気立てが良くて、若くはないにもかかわらずお店では...

  • 0
  • 0

三つ子とオウム [後編]

Click or Tap!

雨がそぼ降る夕方。双葉君は、三つ子の家へと遊びに行った。この頃ハム乃助を連れて、こうして三つ子の面倒を見に行く事が多い。着くとちょうど、三つ子の姉の出勤時間。いつも通りの同伴出勤、だから早いのだ。そう、姉は人気者なので、同伴出勤の場合が多い。昼間もメイクにヘアサロン。忙しいのである。お店のナンバーワン常連なので収入は多いが、いざという時の為に貯金は欠かさない。それでももちろん、仕事柄出費は多いので...

  • 0
  • 0