Category: WONDER : WONDER [SU]  1/2

LONG & WIDING ROAD

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煌めく星々の下で。澄み切った空気を吸い込んで白い息を辺りに吹きかけながら、ボクは考えていた。いつの時代も、人々は戦いを繰り返して来た。今もまた、新たな戦いの火蓋が切って落とされようとしている。ボクに何が出来るのか。太刀打ち出来るか。いっそ、逃げようか。途中で道に迷って敵に捕まったら、最期かも知れない。でも、戦地で亡くなるのも同じ事だ。それならば、或いはーー。リン、リン、リン。携帯のアラームが鳴る。...

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Another World

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ジャンプしてみた。水溜まりを飛び越える。綺麗な弧を描いて着地した青年は、そのまま人通りの少ない道を駅に向かって駆け出していった。空が青い。突き抜けるような空の天辺から刺す、きらめくような陽射しが眩しかった。休日の午前中。既に気温は30℃を超えていた。青年の弾力のある艶やかな肌からは、細かな汗が吹き出している。「まずいな、遅れちゃう。次の電車、間に合えっ!」その時だった。変わった形の杖を持ったいわゆる...

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Unforgettable Season

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長い冬。澄み渡った空の下、青年は白い煙を吐く。木々の葉は落ち、細い枝は白い薄化粧をしていた。目の前には、一面の銀世界。他には何もない。本当に、何もない。しゃりしゃりと、靴底が音を立てる。帰って来た。この地へ、故郷へ。振り返ってみれば、色々あった。俺は負けた、青年はそう思っていた。確かに、そうだ。負けたから、ここに居るのだ。これからは己の意志のままに生きる事は叶わない。青年はゲイであった。だからこそ...

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Beautiful People(Unforgettable Season 2)

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荒涼とした大地。夕陽が眩しい。そこに独り佇む男の背中は、どこか哀愁を帯びている。世界の終わりが、迫っていた。そんな時だというのに男は、焦る事もなく諦観を漂わせた目付きでただ、目の前の景色を眺めていた。男の名は、ヴィアルテ・フォン・ドルト。これから目指す国は、辺境の小国・日本。鬼神ヴェルデスを倒す為の、言ってみればレジスタンスのような、そんな運動を組織する事を目指していた。無駄かも知れない、そんな事...

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