トラ猫劇場 [ミステリー風味]

抜けるような青空が気持ちのいい、ある夏の日の事。
僕は携帯と財布をボトムスのポケットに突っ込むと、自宅アパートを抜け出して、散歩へと出かける事にした。
玄関ドアを開けると、外は夏の匂いや空気が充満していて、噎せ返るようだった。
階段を降り、庇の外に足を一歩踏み出すと、照り付ける日差しの強さと眩しさに、一瞬目眩がした。
汗が途端に吹き出す。

失恋した。
良い子だったのだ。
それだけに悲しかった。
友達でなら居られるよ、そう言われて一瞬動揺したが、僕はその誘いは丁重に断った。
叶わぬ恋の相手と共に過ごすというのは、僕には地獄にしか思えなかったからだ。

かねてから野良の茶トラに懐かれている。
飼ってもいいのだが、僕は今アパート暮らしのご身分。
許可は得られるだろうか。
散歩の途中だったが、思い立って、その場で管理会社に連絡してみる。
意外な事に、OKだった。
そう言われてみると、街の不動産屋で、この物件はペット飼育可だから人気なんですよ、などと言われた記憶が頭の片隅に残っているのに気が付く。
僕はひとまず、茶トラに名前を付ける事にした。
とはいっても、気の利いた名前など全く思い付かない。
トラでいいのではないかと思って、呼んでみる。
「おい、トラー。」
「ニャー。」
呼ばれるとのっそりと立ち上がり、俺の足元で丸まって甘える。
「さ、トラ。ペットショップに行くょ。」
「ニャン!」
トラ、心なしか嬉しそうだ。
言葉が分かるのかな?まさかね。

ペットショップでは鈴の付いた首輪、キャットフード、餌用のトレイ、トイレ、トイレ用の砂など最低限の物を買った。
ケージなどは今度でいい。
ここまでは徒歩で来ている訳で、そんなには持てないのだ。

トラと並んで歩く帰り道。
こういうのもいいな、と思えた至福の時間だったーー。

部屋に入る。
振り向くとトラ、筒状に丸められた紙を咥えている。
次の瞬間だった。
『今から俺と契約を交わして欲しいんだ。』
耳からではなく、明らかにそうではなく、脳に直接声が入り込んでくるのだ。
これには驚いた。
『テレパシーだ。そんなに驚く事でもないんだけどな。まぁ、あんまり気にしないでくれ。逆に智彦から念じる事も出来る。会話をしなくていいから、外でも怪しまれなくていいだろ。』
なるほど、などと感心している場合ではない。
僕、いよいよ頭がおかしくなったみたいだ。
『まぁ落ち着け。今起こっている事を、素直に受け止めるんだ。俺は喋れないが、契約してくれそうな人間とだけ、テレパシーが使える。もちろん契約後も使えるが。智彦が俺との間でテレパシーを使えるのも、俺の能力のお陰だ。試しに何か念じてみ。喋らずにな。』

頭がぐるぐるする。
混乱の極みだ。
そんな中、一つの画像が咄嗟に思い浮かんだので、とりあえず念じてみる事にする。

『智彦、今特大オムライスの画像を思い浮かべたろ?』
『凄い!当たってる!昨日の夕ご飯のメニュー、トラは知らない筈なのに!』
帰宅してからここまで、部屋の中はほぼ無音である。
やり取りは全て、テレパシーによって行われていた事に、ここで僕は気付いた。

どうやらトラが念で語ってくれた事は、本当らしい。
僕はトラから契約書を受け取ると、中身に目を通す。
なるほど、トラがテレパシーなどの特殊な能力を持つ事に関しては、口外厳禁、と。
他にも色々と書いてはあったが、特に気をつけた方が良さそうだったのは、その項目だった。
それにしてもトラ、この契約書によると、未来や過去の出来事を見る事も出来るのだそうで。
凄い猫だな、などと思ってしまった、思わず。
『そんなに褒めなくてもいいぞ。何も出てこないからな。』
と念で語りかけつつも、満更でもなさそうなトラ。
しかしまぁ、筒抜けとは困ったものである。
頭を抱える僕にトラはひと言。
『俺をもっと褒めればいい。それだけで済む事だ。』
これにイラっときた僕は、心の中で『トラのブス、ブス、ブース!』と念じてみた。
するとすかさず、飛び掛かって来るトラ。
鋭い爪で顔を引っ掻かれて、哀れ僕の顔、血まみれだ。

二ヶ月前。
この近所で殺人事件が起こった。
当時中学生だった男子が、暴行を受けて殺されたのだ。
可哀想だという同情は広く集めたものの、事件は何の手がかりもないまま、今にも迷宮入りしそうなのだった。

もしやトラの能力があれば、解決に導けるのでは?
期待に胸を高鳴らす僕。
だが、続いてのトラの念による語りは、そんな僕に冷や水を浴びせかけるようなものだった。
『犯人の目星はついてる。だが、目撃者も物証もない。証拠がなければ、念で犯人を知った所で、何の意味もない。』
詰んだ。
行き詰まった、完全に。

『そんな事より。契約書へのサインが先だ。ほらょ。』
デスク上のペン立てから、放物線を描いてひとりでに飛んで来るボールペン。
そうだった。
完全に忘れ切っていた。
僕が慌ててサインをすると、ボンっという音を立てて、契約書は煙となって消えた。
『腕、見てみ。』
促されて見てみると、腕の内側に小さな青い印が打ってあった。
『その印は、何らかの理由で契約が切れない限りは、消える事はない。契約者である証のようなものだな。』
なるほど、見落としとしまいそうな程の小さな印が、しかししっかりと、腕の上で自己主張をしていた。
『これ、タトゥーみたい。嫌なんだけど。』
『俺と居たかったら、我慢しろ。』
まぁここは仕方ないか、そう思ってトラを見ると、心なしか嬉しそうなのだった。
結構、単純なのね。
『単純とはなんだ、単純とは!』
『その方が可愛いから、いいの!』
『まぁ、許す。』
思うだけで念になるのか?
落ち着かないなぁ。
とまぁこんな訳で、僕とトラとの共同生活はスタートしたのだった。

去年の夏。
僕にとっては、高三の夏。
照りつける日射しが眩しい休日の午後に、僕は両親にカミングアウトをしていた。
「僕、ゲイなんだ!もしも邪魔なら、高校卒業したら大学へは行かないですぐに就職するから。だから、あと少しだけここに置かせて!」
これに、両親の対応は実に素っ気ないものだった。
『ゲイなの?あら、いいんじゃない?別にあなたは悪くはないわよ。それよりせっかくなんだから、大学へは行きなさいね。学費は出すから。』
『今時ゲイなんて珍しくもない。実際の所は、数は少ないらしいがな。そんな事より、学生なんだから勉強頑張れ!あと、悪事は働くなよ。それさえ出来ていれば、後は何も言わん。』
両親共にこんな感じで、肩透かしを食らった気分でさえあったのだ。
とはいえこれはありがたかった。
今こうしてアパートに住んでいられるのも、両親の仕送りのお陰なのだ。
感謝してもし切れない。

しかし世の中そう上手くは行かないもので、大学に入って以来、いまだに友達も彼氏も出来ず終い。
元々が内向的な性格だったから、難しいのだ。
人間、そう簡単には変われないものなのである。
でも、そんな事では駄目だと、心が囁く。
そうだ。
あの男の子にもう一度だけ、告白してみよう。
ひょっとしたら、奇跡だって起こせるかも知れないーー。

大学のキャンパスで。
もう一度、男の子を呼び出した。
今度は花束を買って、用意してみた。
選んだのは、真っ赤なチューリップ。
薔薇だとキザかな、と思ってのチョイス。
花言葉は“愛の告白”。
お誂え向きだ。

初恋を経験したのは、小六の頃の事。
何も出来なかった。
目を合わせる事さえ、恥ずかしくて躊躇われた。
当然、何も起こる事はなく、僕の初恋は花開く前に散っていった。
僕は、意気地なしだった。

それから高三まで、ひたすら勉強に打ち込んだ。
ゲイである自分が病気ではない事はネットで知ってはいたのだが、良い出会いはなかなかないものだ。
だから、青春の有り余るエネルギーを、勉強に振り向けたのである。
それが少しだけ変わったのが、高三の春だったのだ。
僕はそれまでの勉強の甲斐あって、高校では選抜クラスに所属していた。
そのクラスメイトに、恋をした。
結局最後まで告白出来ず終いだったが、当時は顔を見るだけでも幸せな気持ちになれたものだ。
そのクラスメイトは、海外に留学したから、その後の事は分からない。
僕は東京の大学に進学したから、どのみち離れ離れになる運命だったとも言える。

男の子がやって来た。
浮かない顔だ。
だから僕は、怯むな!そう己に言い聞かせた。
僕が勇気を振り絞って告白しようとすると、目の前の男の子が、何かを呟いた。
「え?何?」
思わず聞き返すと、ここでは騒がしいから場所を変えたいとの事だった。
で、近くの喫茶店へと移動。
このお店、お値段がお高いから、学生さんはあまり利用しないらしい。
極小のカップに注がれた香り高いコーヒーが、程なくして僕達の目の前に現れる。
それはまぁ、香り高くないと困る訳だ。
これ、こんな量で結構するのである。
どうりでこのお店、空いている訳だ。
プリンアラモードなんて、小さいのにいい値段過ぎて、目ん玉が飛び出そうになった。
それはそうと、本題である。
「お願い!これが最後の告白。僕と付き合ってください!」
すると、まだ名前も知らない目の前の男の子が、泣いていた。

どうしたらいいのかは分からなかったが、とりあえず下ろしたてのタオルハンカチを渡してみる。
彼の名前は悠太郎と言った。
悠太郎は涙をそれで拭うと、鼻もかんで丸める。
ありゃま。
「僕、昔男の子に告白した事があるんだ。ちょうど智彦みたいな感じの子。その子、僕がゲイだって事学年中のみんなに触れ回っちゃってさ。父さんと母さんが助けてくれなかったら、今頃僕、死んでたかも。」
そしてこう続けた。
「今の告白が本気なら、付き合ってもいい。けど冗談なら、一生許さないから!」
だから僕は胸を張った。
「もちろん、本気だょ!きっと幸せにするょ。楽しくやろうょ。」
そう言って、チューリップの花束を渡した。
すると悠太郎、それまでの険しい表情が嘘のように、それはもう嬉しそうに花束を受け取るのだった。
「や、そういえば体型、似てるね。ナルシストではないつもりなんだけども。」
「似てるよね!アハハ!顔は似てないから、いいんじゃない?」
二人して、笑った。
幸せになれれば、過去の嫌な記憶なんて消し飛んでしまうもの。
そうに違いない。
だから僕達は、この時知らぬ間に、記憶の整理を頭の中で行っていたのだ。
要は、嫌な記憶を少しずつ消し去って行く作業、とでも言うのかな。

そこへ、場違いな事に美少女がやって来た。
いわゆる萌え系、という感じかな。
で、何となくツンデレっぽい、みたいな。
フリルのたくさん付いた服装で、店内で、一人浮いている。
「ねぇ、そこの君!」
ほうら来た来た。
僕のことを指差して、何となく偉そうだ。
ここまでは、予想通りの展開。
「茶トラを飼っているだろう。調子はどうだ?」
「あの猫なら、渡しませんょ!」
僕は目の前の美少女の事をキッと睨み付けた。
「大丈夫だょ、智彦。この子、僕の妹だから。猫は苦手だから、取られる心配はないょ。」
なるほどね。
心配して損した。
「あの茶トラ、トラって名付けました。元気ですょ。」
それにしてもこの子、何でトラの事を知っているのだろうと頭を捻っていると。
「また随分とありきたりな名だな。まあいい。私は超能力を使えるのだ。兄には遺伝子しなかった、特殊な能力だ。」
「じゃあ、トラの持つ特殊な能力っていうのは……。」
「先の兄の話にもあった通りで、情けない事に私は猫が苦手でな。何もしてやらないというのも不憫に思えたから、能力を授けてやったのだ。」

ここで、以前から心の片隅に引っ掛かっていた、二ヶ月前の暴行事件の事を思い起こす。
彼女の力で、どうにかならないものか。

「おそらくあの茶トラもだろうが、二ヶ月前の暴行事件、犯人の目星は付いている。ただ、何の証拠もないままでは、どうにもならんだろう。どうしたものか。」
「念だとか超能力だとかで見えている映像をそのまま、パソコンで開ける形式のファイルに出力出来ませんか?二ヶ月前の事件現場の映像をファイル化出来れば、手っ取り早いと思って。」
都合の良い話だとは分かっていた。
駄目で元々だ。
ここは一応、聞いてみるのだ。

「それは難しいな。それより遺体は何処で発見されたのだ?」
「ここからしばらく離れた裏山の山中に埋められていたそうです。表面が不自然に固められていたので、裏山の所有者が掘り返してみたのだとか。」
「そこに案内しろ。」
もう何も出ないと思うのだが。
でも一応、ね。

一旦僕の部屋に戻ってトラを連れ出すと、揃って現場へと向かう。
念のために所有者の家を念で確認してもらい、訪ねるのだが、留守だ。
トラによるとどうやら、山菜採りに出掛けたらしい。
現場が近付いて来ると、トラが騒ぎ出した。
念で伝わって来る言葉を読み取ってゆくと……。
『被害者は加害者から常習的に暴行を受けていたようだ。事件のあった日は、逃げる途中で捕まらないようにしながら、犯人の名前が油性ペンで書いてあるビニール製のメモを、少し離れた場所、そう、ちょうどこの辺りで埋めたんだな。ビニール製のメモは、やはりビニール製のファスナー付きの袋に入っているから、文字は読めるはずだ。』
これは一大事だ。
でも何故離れた場所に?
『犯人に見つかったら処分されてしまうからだろう。埋めた時点で、少年は自分の運命を悟っていたのだな。ビニール製の袋まで用意していたとは、泣ける。可哀想な事だ。』
トラは猫の癖に溜め息を吐いて、嘆いた。

僕と悠太郎はトラや妹さんが示した辺りを、ゴム手袋を付けて掘り返してみる。
すると探しながらゆっくりと掘り進んで五分ほど経った頃、ビニール製の袋が出て来た。
ビンゴだ。
「ねぇ、これ誰が警察に持っていくの?僕は嫌だょ。」
早速、悠太郎が妹さんに聞いてみる。
妹さんは、明快にこう答えた。
「もちろん、智彦君で。」
「え、えぇ!?」
トラと悠太郎、笑っている。
覚えてろょ、畜生……。
そんな僕を気にも留めずに、妹さんは話を続ける。
「私が行ってもいいのだけれど、万が一超能力が使える事が人に知れたら厄介だわ。今ここに居るだけでも冒険なの。これ以上やると犯人が、私のせいででっち上げられたと言えば、そこで話は終わってしまう。兄は記憶力がないから駄目。適任は智彦君、あなたなの。」
どうも僕は、犯行現場を見ていたという嘘をつく事になるらしい。
犯行当日の現場の詳細について、妹さんからレクチャーを受ける。
「でも、何で今頃申し出たんだって話になりますょ、きっと。」
すると妹さん、眉一つ動かさずに、こう言った。
「仕返しが怖くて今まで言えなかった、こう言えばいい。まだ二ヶ月だ、大丈夫。」
なるほど、怖い人だ。
敵に回したくはない。

その後、警察署で。
打ち合わせ通りの告白をする僕。
物証があるからか、すんなりと話は通った。
良かった。
心配は取り越し苦労だったらしい。
幸か不幸か、僕は元々犯人の顔と名前を知っていた。
高校時代の同級生だったのだ。
それ以上は知らない。
よって今回の事件の動機も不明だ。
後日逮捕されて、一件落着。
さて、警察署を出ると、僕は近くの公園へと直行する。
悠太郎がトラを抱えて待っているのだ。
「あれ、妹さんは?」
姿が見えない。
「帰った。それより、これからどうする?」
「うちへおいでょ、もし良かったら。」
「うん、行く行く!」

それから二時間後。
僕にとっての初体験は、終わりを告げた。
トラによると、悠太郎はちょくちょく遊んでいたらしい。
本気ではなかったらしいのだが、それでも心配だ。
そんな事を考えていると、悠太郎が一言。
「浮気しないでね!」
それはこっちの台詞だよ、と思いつつも、僕は無言で大きく頷いていた。

その後。
悠太郎は僕の家に泊まる事になった。
なので、僕達は二人で夕食の買い物に出掛ける事にする。
「ねぇ、夕食は何にするの?」
「すき焼きはどう?国産のお肉、奮発するょ。」
「やったね!」

ここでふと思い出す。
高三の頃、それまでの人生で唯一と言っていい友達が居た。
名は紀伊太郎と言う。
ヘテロであり、純愛に憧れるウブなところがあった。
彼は憧れていた女の子に告白、やがて付き合い出す。
初めの頃は、嬉しそうなメールが度々、僕の元へと届いていた。
が、彼からのメールは、「今夜は彼女とすき焼き!家族みたい。嬉しい!」という短文を最後に、ぷっつりと途切れてしまう。
それ以降、彼からのメールが僕の元に届く事は、遂になかったーー。
彼女は、股を掛けていたのだ。
紀伊太郎は、遊ばれていた。
彼は、空の星となったーー。

別に悠太郎に遊ばれていた所で、僕が自殺をする道理はない。
だが、忘れた筈の悲しい記憶が頭を掠めていたせいか、顔色は曇っていたようで。
「どうしたの?顔色悪いょ。」
悠太郎に心配を掛けてしまった。
「ううん、何でもない。」
慌てて取り繕う僕。
が。
「僕があんまり可愛いものだから、心配したんでしょ?大丈夫!僕はこう見えても、想い人には一途だから。」
悠太郎の言葉に少し安心しながら、近所のスーパーへと出掛けるために、玄関で靴を履く。
するとそこへトラがやって来て、ウインクなどするではないか!
もしやこれはーー。
「僕はトラのサポーター契約者。一匹の猫につき、契約者とサポーター契約者を一人ずつ付ける事が可能なんだ。だから僕もトラの念じている事が分かる。テレパシーは一対一の他、一対二、妹も交えた一対三で行う事も出来る。僕が契約者にならなかったのは、猫の世話なんてするつもりがなかったから。飼ってくれそうなあてはないかと聞かれたから、君の名を挙げておいたんだ。」
おやまぁ!
悠太郎、何と僕の事を前から知っていたのだ。
「可愛かったからね。何となく、知ってた。まさか両想いだなんて、思わなかったけど……。」
悠太郎が下を向いたので、すっと頰にフレンチ・キス。

僕達の恋はまだ始まったばかり。
これからどうなるかは分からないけれど、トラが居るから、少なくとも浮気の心配はなさそうだ、お互いに。
楽しい事がたくさんあるといいなーー。
そう思って悠太郎と顔を見合わせると、どちらからともなく笑みが零れた。
『二人共、幸せになれよ!』
トラの呼び掛けに、大きく頷いた僕達なのだった。

お・し・ま・い

今回は珍しく、ミステリー風味と銘打ちました。
でも、ミステリーの要素は弱め。
当サイトではお馴染みの喋る動物達が、主人公達を助けます。
まぁウチの作品では、花が喋る訳です。
それはもう、動物だって喋ります。
このジャンルは今後も、深く掘り下げて行けたらいいな、と思っています。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
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