日常

緑の小径に
雪が降る

行き交う人々
傘を差す

貴方の面影
残り香も

何も無くなった
宵の月

何も見えなくて
それさえも

今の私には
相応しい

暗闇の中で
ただ咽ぶ

空からの雪は
しんしんと

私の無様な
轍さえ

掻き消すかのよう
足跡は

すぐに消えて行く
その上を

穢すかのような
新しい

足跡を付けて
歩く時

貴方の事など
遠すぎて

最早人として
我楽多で

何もかも遠く
消えて行く

貴方は何処かで
幸せで

私の心は
この場所で

朽ちていくだろう
それもまた

運命なのだと
悟る哀れよ
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