Winding Road

四角い空
切り取られた空
天窓から
星の灯り差す
瞼の裏
意識は揺蕩い
その灯りは
皮膚で感じたい

離れ小島のような自分が
大陸に集う皆と、群れる
そんな幻を、胸に抱き
今宵も涙の海に沈む

そんな夜でも
星は優しい
空は優しい

嬉しかったよ

愛が迂遠に思える今夜
せめて一晩温まれたら

それだけで
明日もまだ
生きられる
分かってる

けれども身体は
動かなくて
少し動こうと
するだけでも
鉛引きずって
いるみたいで

役立たずな身体が
憎らしく、愛おしい

結末の分かる刹那の行為は
こうして身体が自ら拒否して
今夜も結局、干涸びた時を
ただ切々と、流してゆくだけで

それだけで、夜の優しさが
身体中に染み込んでゆき

涙が、涙が、また溢れ出す……

明日、まだ生きていられるのなら
ぼくも今度こそ、皆と出会いたい
明日、まだ笑っていられるのなら
ぼくも今度こそ、皆と想い出を、残したい

だから
繰り返し、歯を食い縛ってみる
そして
地団駄踏んで、空を見上げると
何時の間にか、白み始めていて
時の流れの容赦なさを、ただ
思い知る

今日もそれでも
皆を想おう
今日もそれでも
皆に誓おう

ぼくは何時でも
何があっても
皆と同じで
仲間なんだと

無駄だと分かっていてもなお
止められない事がある
それもまた人生だと知って
また一つ、年を取った

……ぼくも、老けたな
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