優しい色になりたい

銀色の電車が
ホームに滑り込む
僕の心もまた
もうすぐ君の元
滑り込んできっと
至福のひと時を
味わう事になる

駅のロータリーを
抜けて坂を登る
蒸し暑い昼過ぎ
君へと到る道
街路樹が並んで
その葉が作る陰
ひと時のオアシス

そこは歩くだけで
気持ちが上向いて
次第に弾んでく
不思議で温かな
力、宿る場所で
とても大切だと
力、込めて言える

そんな場所だからか
この木陰はいつも
坂を忘れさせる
足が軽くなって
鼓動早くなって
僕の全てがもう
恋の色に染まる

汗を拭いながら
それさえ気にせずに
暑いのにそれでも
もう君の温もり
欲しくて仕方ない
気が急いて走って
汗だくになっても

君はきっと笑う
怒ったりしないね
だから君が好きさ
優しい色をした
淡い虹のような
君の空気、香り
笑顔、全て好きさ

僕は何色に見えるかい?
僕の恋の色はどうだい?
逢ったらすぐに聞いてみよう
朝焼けの空みたいになら
見えてみたいと思うけれど
そんなに綺麗で複雑か
省みては不安になった

ただ、優しい色になりたい

そう思って、君にもっと
上手に笑おうと誓う
はにかんだ笑顔でもまだ
この歳でなら許される
だから昨日よりは今日が
今日よりは明日がもっと
優しい色、纏えるよう

君のために頑張ろう
優しい色になれたら
二人で乾杯しよう
二人でお祝いしよう

そんな事で、きっと、もっと
僕ら、優しくなれるから
僕らを取り巻く世界も
つられて優しくなるから

だから僕は君と
ただ、優しい色になりたい
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