星屑の欠片

星の瞬きを
掌で握る

涙に良く似た
ほんの一欠片

手の中で、そっと
まだキラキラして

その光、スッと
染み込んでいって

僕の心にも
温もりが灯る

その灯りが、ほら
行く先を照らす

握っている手を
離しては駄目だ

せっかく掴んだ
星の瞬きが

音も立てないで
逃げてしまうから

やさしくそうっと
握り続けよう

明日も晴れたら
満天の星を

また掴めるから
僕はこの場所へ

何度でも来よう
空だって多分

少しずつならば
許してくれるさ

心をザクザク
切り裂いていった

あの風の傷も
星の瞬きで

きっと癒えるから
罅も埋まるから

今夜はゆっくり
眠るとしようか

星屑の欠片
握り締めたまま……
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