秋の訪れ

何も分からず
何も見えない
ただ昏々と
眠り続ける

声も聞かずに
前へ進めずに
そんな時もある
人生の袋小路

カーテン越しの陽射し
外が騒がしい
思わず耳を塞ぐ
大嫌いな朝の訪れ
何も見たくない
もう聞きたくない

振り返って今、何がある?
俺の轍は、何を言わんとしている?

答えは一つ
だから泣いた
声を上げて、泣いた

一頻り泣いて立ち上がり、カーテンを開ける
窓越しの空を見上げると、空は何時の間にか秋色に染まりつつあって、俺は溜め息を吐いた

また季節を無駄にした
俺はまた、駄目だった

でも、だからこそ
今度こそ、今度こそ
思わずそう呟いて、俺は部屋を後にした

風は追い風、そのせいで少しばかり膨らんだ期待を胸に、俺は自転車を漕いで新たな轍を刻み込んでいく

今度こそ、何もない自分から変われるだろうか?
今度こそ、君に相応しい俺になれるだろうか?
君の事を想うと、ペダルを漕ぐ力が強くなる
もしかしたら今なら、ジャンプ出来るかもしれないーー

ーー新しい季節の訪れは、もうすぐだ
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