習作 1

憧れだった
恋の相手が
結婚したと
満面の笑み

俺を新居に
誘うその目に
邪気が無いのは
当然として

その愛の巣が
ミラーガラスを
その身に纏う
タワーと聞いて

俺は己の
甲斐性の無さ
無力さをただ
呪う他無い

水平線を
遥か遠くに
見下ろしながら
溜め息を吐く

俺は一体
何度負ければ
恋の勝者に
なれるのだろう
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