失敗

天井の隙間から虫が這い出る
朦朧とした意識の果てに、見える幻
視界が、歪む

熱病に浮かされたように
現実がねじ曲がる
困難な道、絶望の夜

途方もない時間のさざ波が
止め処なく押し寄せて
俺は干からびる

朝日が昇る
部屋の片隅には、俺の残骸が転がる

失敗を繰り返してここまで来た
昨日、また分身を失った
太陽が、砕けた想い出の欠片達を照らし出す

ほろほろと、心崩れて
何もかもなくなって
想い出の欠片を手に
世界の底に沈殿する

なぁ、俺よ
何の為の命だ?
尋ねると、何処からかせせら笑う声が聞こえた

もう、駄目かもしれないと
その思いいよいよ切迫して
なのに動けず

俺は、終わった
そう痛感して、部屋は瓦礫の山となった
関連記事

0コメント

コメント投稿