丘のてっぺんで

空を見上げると
吸い込まれそうな
そんな気がしてさ
ちょっと怖かった

雨上がりの空
雲一つなくて
ただ胸がツンと
痛くなる景色

ふと横を見れば
君がそばに居て
俺を驚かす
そんな日常が

ただ愛おしくて
失いたくない
それだけを願い
今日も日が暮れる

地面を蹴ってさ
あの丘に向かう
二人して、肩で
息なんかしてさ

まあるい地球の
息吹を感じる
丘のてっぺんへ
駆け上がっていく

夕焼けの、空がもう
耐え切れず、落ちていく
昼と夜、混ざり合い
時間さえ、忘れてさ
君はただ、空見つめ
俺はただ、君を見る

……あれから何年
経ったのだろうか
季節が巡って
歳を重ねても

まだ君と共に
歩いている気が
どうしてもしてさ
おかしなもんだね

繰り返し、君の
名前を叫ぶと
丘のてっぺんで
オロオロと泣いた

そんな俺だから
君の手の柔さ
温かささえも
思い出せるから

余計に辛くて
前が見えなくて

それでも忘れず
生きて行きたくて
俺は崩れ落ち
地面を叩いた

でも
一頻り泣いたら
吹っ切れた気がして

だから
それでいいんだよ
独り頷いた
俺の人生だ
自由に生きるさ

今も、心には
君が宿るから
共に歩けるね
ようやく気付いた

そうと分かったら
顔を上げようか
前だけ見つめて
「君」と歩こうか

気が付くと、風向きが
少しだけ、変わってさ
背中へと、吹き付ける
追い風が、春らしい
温もりを、孕んでる
また来よう、何度でも
この丘に、思い出が
ある限り、「二人」して
なぁ?
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