往生際の悪さからか
悲鳴のような乱反射を
カーテンウォールの群れにさえ
助けられながら撒き散らす
目立ちたがり屋の太陽が

何時からかズタズタになった
僅かばかりの地平線に
ようやく沈んだその時に
ぼくの心の陽は昇るよ
温かく全てを照らすよ

陽の光は眩し過ぎてさ
曝され続けていると、ほら
思い出だって色褪せてく
月の明かりは優しくてさ
夜はぼくの心のよすが

仕事を終えて部屋に戻り
深呼吸をすれば心は
切り取られた宇宙(そら)に寄り添う
そして、温かな慕情さえ
決まって夜に、花開くよ

君への想い、夜に生まれ
夜に育ち、夜に羽ばたく
愛も告白も、何もかも
夜に守られて、活きていく
夜に生かされて、絆される

だからぼくは、夜が好きだよ
月の灯りは、その象徴
見ているだけで、心はしゃぐ
夜との対話、今夜もまた
長丁場になりそうだから

君に逢えない夜の数が
少し多くても平気だよ
ただ温かく、胸がチクリ
痛むだけで、切ないだけで
大丈夫さ、夜があるから

夜はぼくの友達だから
ぼくらを守ってくれるから
だから君にまた逢える日を
想いながら今夜は夜に
思う存分に、抱かれよう

夜中旅している内に
心はますます温かく
強くなるから、夜はきっと
ぼくの二番目の、宝物
一番目?それは言わないよ
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